高コスパなメカニカルキーボードとして人気のKeychron C3 Pro。私も英語配列モデルを愛用していますが、使っているうちに「打鍵音が少し軽すぎる」「もう少し低くてコトコトした音にしたい」と感じるようになりました。
その原因の一つが、標準で付属しているABS素材のキーキャップ。ABSは軽くコストを抑えられる反面、打鍵音が高めでプラスチック感の強い音になりがちです。
そこで今回は、Keychron純正のPBTキーキャップセットに交換して、打鍵音の改善に挑戦してみました。PBTは硬めで重量感があり、音も落ち着いた「コトコト音」に近づけることができます。
ちなみに、JIS配列のKeychron C3 Proは標準でPBTキーキャップが付いていますが、「色を変えたい」「プロファイルを変えたい」といったカスタマイズは、この記事の手順で簡単にできます。
この記事では、Keychron C3 Proのキーキャップ交換方法・必要な道具・注意点・交換後の打鍵音の変化まで詳しく紹介します。カスタムキーボード初心者の方でも簡単にできる内容なので、ぜひ参考にしてみてください!
なぜキーキャップ交換をするのか?【打鍵音を良くしたい!】
Keychron C3 Proは、コストパフォーマンスに優れたメカニカルキーボードですが、実は英語配列モデルのキーキャップはABS素材が採用されています。ABSは軽くて安価な反面、打鍵音が軽めで高音寄りになりやすく、個人的には少し物足りなさを感じていました。日本語配列のC3 Proは標準でPBTキーキャップが採用されており、もう少し落ち着いたコトコトした打鍵音になります。英語配列でも同じように心地よい打鍵音を楽しみたいと思ったのが、今回キーキャップ交換を決めた一番の理由です。
また、せっかく交換するなら配色も自分好みにしてみたいという気持ちもありました。純正のキーキャップもシンプルで悪くないのですが、カスタムキーボードの楽しさは「見た目も音も自分好みにできる」ことだと思います。
なお、JIS配列モデルを使っている方は標準でPBT素材になっていますが、もっと好みの色やデザインに変えたい場合は、同じようにキーキャップ交換で簡単にカスタマイズできます。キーキャップ交換は、カスタムキーボードの第一歩としてとても手軽でおすすめです。
Keychron C3 Proのキーキャップ交換に必要な準備
実際にキーキャップ交換を始める前に、必要なものを揃えておきましょう。基本的にはそれほど多くの道具は必要ありませんが、事前に準備しておくことでスムーズに作業が進みます。
① Keychron C3 Pro(英語配列)
今回交換するのは英語配列のKeychron C3 Proです。英語配列モデルは標準でABS素材のキーキャップが装着されているため、打鍵音や質感の改善を目指して交換します。
※もちろん、JIS配列モデルでも同じ手順で交換が可能です。
※JIS配列モデルは、すでにPBTダブルショットの高級なキーキャップが付いているので、デザインが気に入らない方がキーキャップを交換する感じになると思います。

② Keychron純正別売りキーキャップ
交換用としてKeychron純正のPBTキーキャップセットを用意しました。Keychron純正品であれば配列や互換性を気にする必要がなく、安心して交換できます。色やデザインのバリエーションもいくつか用意されているので、自分好みの組み合わせが選べるのもポイントです。
あまりカスタムした感じがないので、サードパーティーのキーキャップでもいいと思います。
このとき、キーの大きさなど注意してください。
今回利用するキーキャップ
今回は、英語配列対応のキーキャップを利用致します。
利用するキーキャップと全く同じ色がなくなっていましたので、同じ種類のものを載せておきます。
JIS配列の場合は、こちら
JIS配列の場合、Keychronのキーキャップは下記になります。
結構、配色も色々あるので変えてみると楽しいかもしれないです!
③ キーキャッププラー(Keychron C3 Proに付属)
キーキャッププラー(取り外し用の工具)は、Keychron C3 Proの付属品に同梱されています。これを使えばキーキャップを簡単に外すことができます。もし紛失してしまった場合は、市販のキーキャッププラーを用意すればOKです。
無くしたりしている場合は、安いのを買っておけばOKです!
実際にキーキャップを交換してみた【手順を解説】
実施にキーキャップを交換する手順を紹介します!
30分もあればできるので、少し休憩がてらにできると思います!
キーの位置を写真で撮っておく!
キーの配置がわからなくなると困るので、まずは写真を撮っておきましょう。
キーボードを掃除するときにも役に立ちます!

キーキャップを全て外す!
次に、キーキャッププラーを使ってキーキャップを全て外します。
外しずらいのもありますが、ちょっと強引に外しても問題ないです。

新しいキーキャップを付けなおす!
新しいキーキャップをSTEP1で撮っておいた写真通りに付けなおします。

キーキャップの交換はこれだけです。ASBキーキャップからPBTのダブルショットに変えるだけで、だいぶ印象は変わりました!
配色も個人的に好みなで色になったので満足度はかなり高いです!
交換後の打鍵音と使い心地【レビュー】
実際にPBTキーキャップへ交換してみて、打鍵音はかなり変化しました。
今回私が使っている日本配列のKeychron C3 Proは赤軸(リニアスイッチ)なので、英語配列(茶軸モデル)とはスイッチ自体が違い、完全に同じ音や感触にはなりません。それでも、ABSからPBTダブルショットキーキャップに変えたことで、高音寄りだった打鍵音がかなり落ち着き、コトコトとした心地よい音に近づきました。
タイピングしていても、キーがしっかりと沈み込むような感触と、軽すぎず重すぎない音のバランスがとても気持ちよく、大満足の仕上がりです。やっぱりPBT素材の質感と音の変化はカスタムキーボードの醍醐味だと改めて感じました。
今後は、スイッチ交換(ホットスワップ対応)にもチャレンジして、さらに理想の打鍵感を追求していきたいと思っています。
JIS配列ユーザー向け補足
今回私は英語配列のKeychron C3 Proでキーキャップ交換を行いましたが、JIS配列(日本語配列)モデルをお使いの方も同じようにカスタマイズが可能です。
実は、JIS配列のKeychron C3 Proは標準でPBTキーキャップが採用されています。そのため「打鍵音を良くしたい」という目的では、英語配列ほど交換の必要性はないかもしれません。ただ、色やデザインを変えたい場合には、キーキャップ交換で簡単に自分好みにカスタマイズできます。
交換の手順は英語配列と全く同じで、Cherry MX互換のスイッチなので取り付けも問題ありません。
注意点としては、JIS配列専用のキーキャップセットを選ぶ必要があることです。英語配列(ANSI)用のキーキャップだと、配列自体が異なるため取り付けできないキーが出てきます。さらに、JIS配列でもメーカーや製品によってスペースバーやShiftキーなどのキーサイズが微妙に違う場合があるため、サイズがきちんと一致するか事前に確認しておくと安心です。
一番確実なのは、Keychron純正やKeychron対応と明記されたブランドのキーキャップを選ぶことです。純正や対応品であれば配列・サイズともに適合するので、迷わず交換作業が進められます。
まとめ|キーキャップ交換はカスタム入門におすすめ!
今回は、Keychron C3 Proのキーキャップを交換して打鍵音や見た目を自分好みにカスタマイズしてみました。
特に英語配列モデルでは、標準のABSキーキャップからPBTキーキャップに交換することで、打鍵音が軽すぎる感じが改善され、コトコトとした落ち着いた音に変わりました。タイピングの気持ちよさもかなり変わってきます。
また、配色やデザインを自分好みにできるのもカスタムキーボードの大きな魅力です。毎日使うキーボードだからこそ、少しのカスタマイズで愛着がぐっと深まります。
キーキャップ交換は比較的簡単にできるカスタムの第一歩なので、初心者の方にもとてもおすすめです。もし「打鍵音をもっと良くしたい」「好きな色に変えたい」と感じているなら、ぜひ一度キーキャップ交換にチャレンジしてみてください!